天竜舟下り(飯田市)が高森町下市田の天竜川市田港近くにある同社造船所で、舟造り作業を進めている。毎年この時期、運航10年ほどで古くなった舟を更新。今回は2人の舟大工が昨年12月中旬から1隻を手掛けており、春のデビューに向け、追い込み作業に入っている。
舟は全長約12メートル、幅約2メートルで30人乗り。同社の矢沢啓志さん(49)と坂路芳之さん(33)が、手作業でスギの板を張り合わせて舟底を造り、側面にスギとヒノキの板を下から積み重ねて製造。23日は、側面の板と板をつなぐ「舟(ふな)釘(くぎ)」を独特のリズムで打ち込んでいった。今後さらに板を重ね、水が浸透しないよう樹脂でコーティングする。
舟大工歴20年で、定期便運航のシーズン中は船頭を務めている矢沢さんは「お客さんが安心して楽しんでもらえるように願いながら造っている。今年もなかなかの出来栄え」と話していた。
新しい舟は、3月20日の定期便運航開始の安全祈願祭で初披露される。
(提供:信濃毎日新聞)





















