黒曜石の研究成果を発表する「信州黒曜石フォーラム2009-黒曜石の研究はどこまで進んだか」が15日、岡谷市中央町の生涯学習館であった。地域住民ら約80人が訪れ、県内外の研究者の発表に耳を傾けた。
防災科学技術研究所(茨城県つくば市)の長井雅史研究員は「信州黒曜石原産地の地質、火山学的背景」と題して基調報告。「火山活動の歴史や各地の地質によって黒曜石に含まれる元素が異なり、出土した黒曜石の産地判別に応用できる」とし、130万年前からの霧ケ峰の火山活動や、霧ケ峰産の黒曜石の成分について説明した。
また、静岡県の沼津市文化財センターの池谷信之学芸員は、同県の初音ケ原遺跡で発掘された黒曜石の石器から当時の人々の生活様式などを読み取る研究を話した。
フォーラムは、県内の黒曜石産地の自治体や県考古学会などでつくる実行委員会が主催。実行委員長を務める首都大学東京の小野昭名誉教授は「黒曜石の調査、研究、保存、活用について活発に討論し合う場として運営を続けていきたい」とあいさつした。
(提供:信濃毎日新聞)




















