県能楽連盟や信濃毎日新聞社などでつくる実行委員会が主催する第18回「伊那能」が15日、伊那市の県伊那文化会館で開かれた。笛と鼓などのはやしが響く中で能楽師が舞い踊り、観客約850人が伝統芸能の世界に浸った。
重要無形文化財総合保持者の坂井音重(おとしげ)さんが能の「殺生石(せっしょうせき)」に出演。近寄ると命がなくなる石「殺生石」をめぐる物語で、旅の僧に立ち去るよう警告する里女とどう猛なキツネの二役を、坂井さんが厳かに演じた。
「殺生石」に先立ち、能の「巻絹(まきぎぬ)」と狂言の「土筆(どひつ)」も披露された。
大ホールの外には、能の面や衣装を展示したり抹茶を振る舞ったりするコーナーもあり、にぎわった。諏訪郡原村の小池智子さん(23)は「能を鑑賞したのは高校生の時以来で、じっくり楽しめました」と笑顔で話していた。
(提供:信濃毎日新聞)





















