小布施町の障害者施設「くりのみ園」の収穫祭で31日、長野市や中野市のラーメン店主4人が、同園で採卵用に飼育する鶏のがらなどを使ったラーメンを売り、人気を集めた。廃棄処分するしかなかった鶏を活用し、障害者の暮らしを助けたいと企画。今後も各店で同園産の鶏や野菜をメニューに取り入れるという。
同園は幅広く農業に取り組んでおり、農薬、化学肥料を使わずに栽培した農産物を餌に、放し飼いで育つ鶏の卵が人気。一方、卵を産めなくなって処分する鶏は年間約2千羽に上っていた。
ラーメン作りは、同園から鶏の活用について相談を受けた中野市の精肉店がなじみのラーメン店主に声を掛けたのがきっかけ。同市内の1店、長野市内の3店が鶏の仕入れを決めた。4人は同園の収穫祭のことを知り、「鶏の良さをPRする機会になる」と共同出店した。
スープのだしは同園産の鶏がら、カボチャ、ネギなどで取った。味付け卵や鶏そぼろといった具材も同園産。31日は開店から客の列が絶えず、限定300食は約3時間で完売。須坂市の会社員男性(28)は「こくのあるスープでうまい」とうなった。
長野市南千歳で店を営む岩井将人さん(27)は「捨てるのはもったいない素材。ほかの店にも使ってもらえるよう働き掛けたい」。同市東和田で店を構える竹田哲章さん(32)は「これも何かの縁。来年も参加したい」と話していた。
(提供:信濃毎日新聞)





















