王滝村に元気を出そうと取り組みを続けている村民有志16人の「ずくだそ応援隊」が今年、初めての活動報告書を作り、近く村内に全戸配布する。財政難が続く村だが、さまざまな学習や活動の成果を共有し、村民が村を支えていく思いや、やる気を引き出したいと期待している。
報告書はA4判、18ページ。隊員の息吹を感じられ、親しみが持てる―と、手書きの原稿を印刷。隊員を含む有志で開いた長寿を祝う会や、隊員もかかわる実行委員会で開いた運動会の報告では、当日の様子に加えて反省点などの意見も掲載した。シンガー・ソングライターの堀六平さんによる11月のコンサートの様子も紹介した。
NPO法人「ガイア・イニシアチブ」の野中ともよ代表による講演(10月)は要旨を掲載し「御山(おやま)、自然、村の人間に熱く惚(ほ)れましょう」とのメッセージを強調。愛知用水受益地の関係者が公開討論をした初めての地域学習会の報告では、下流域からの応援の輪が広がっているとまとめた。
応援隊は、村が旧村営スキー場の債務返済に伴う財政難に陥り、財政再建に向けて動きだした2006年9月に発足。研修や村の応援はがき作りなどにも取り組んでおり、07年度の地域発元気づくり支援金を活用した木曽地域の優良事例として、知事表彰も受けた。
07年度は研修やイベント時に広報紙を村内に配ったが、まとめて読んでもらおうと報告書にした。事務局の村会計管理者、栗空(くりぞら)敏之さんは「委員も本年度が任期満了で、今後の活動を考える時期でもある。より多くの村民が活動に目を向けてほしい」と話している。
ずくだそ応援隊は、19日も午後2時から地域づくり学習会を村保健福祉センターで開く。田中夏子・都留文科大教授の講演や意見交換を予定しており、報告書を資料として会場で配る。遠方の希望者には実費の500円と郵送料で提供する。問い合わせは村役場(電話0264・48・2001)へ。
(提供:信濃毎日新聞)




















