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entertainment 人形劇の祭典へ 飯田の小学生-50代が岡山で初上演

(2008年7月16日)
岡山での上演に向け、糸操り人形の練習をする「竹田人形座竹の子会」メンバーたち

岡山での上演に向け、糸操り人形の練習をする「竹田人形座竹の子会」メンバーたち

 飯田市座光寺の有志らでつくる「竹田人形座竹の子会」が、岡山県瀬戸内市で開かれる人形劇の祭典「喜之助フェスティバル2008瀬戸内」(8月23、24日)に初めて出演する。両市とも、約350年の歴史を持つ糸操り人形芝居「竹田人形座」の流れをくむ劇人ゆかりの地。縁を大切にして交流を深めたい-と期待している。

 竹田人形は1660年ごろ大阪で始まったとされ、戦後に東京で竹田三之助さん(1897-1965年)が人形座を復興。瀬戸内市出身で同座の人形作家だった竹田喜之助さん(1923-79年)と、座長を継いだ下伊那郡喬木村出身の竹田扇之助さん(78)=飯田市=がもり立てた。

 喜之助さん亡き後、人形や資料を収蔵、展示する竹田扇之助記念国際糸操り人形館が1999年、飯田市座光寺に開館。館長に就いた扇之助さんらが人形講座を開き、竹の子会はその受講生の小学6年生から50代までの10人余でつくる。

 今回の出演は、扇之助さんの弟子鈴木友子さん(59)=東京=が、飯田、瀬戸内両市で糸操り人形を教えていることがきっかけで実現。竹の子会は8月23日、軽快な音楽に合わせて骸骨(がいこつ)5体が楽器を奏で踊る「スケルトンブギ」と、2人の人間が獅子舞を披露する「都獅子神楽の諷(ひとふし)」を上演する予定だ。

 メンバーの練習にも熱が入り、飯田市高陵中学校1年生の対馬由貢君(12)は「空中を舞う時、糸が絡まないように気を付けている」。自分の背丈ほどの長さの糸を巧みに操り、人形をリズミカルに踊らせる練習を重ねている。

 喜之助フェスは今回で20回目。鈴木さんが指導する瀬戸内市内の人形劇団は2年前、飯田市のいいだ人形劇フェスタに出演した経緯もあり、鈴木さんは「これを機に、竹田人形座の流れをくむグループの交流が続けば」と話す。

 喜之助さんの人形を「動きに無理なく作られているから、人形遣いにとって余計な力がかからず滑らか」と評する扇之助さんも、教え子たちの今回の出演について「歴史の糸が絡むようで不思議であり、うれしい」と喜んでいる。

(提供:信濃毎日新聞)

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