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entertainment 安曇野愛した熊井監督お別れの会 故郷で350人参加

(2007年11月13日)
熊井啓さんの遺影の前で演劇「どん底」の劇中歌を熱唱する信大演劇部OBら

熊井啓さんの遺影の前で演劇「どん底」の劇中歌を熱唱する信大演劇部OBら

 安曇野市は11日、今年5月に76歳で亡くなった名誉市民で映画監督の熊井啓さん=旧豊科町出身=を追悼する「お別れの会」を豊科公民館で開いた。熊井さんが会長を務めた信大演劇部OB会「やまなみ会」の会員、地元の映画祭を通じて交流があった関係者ら約350人が、人柄や功績をしのんだ。

 「お別れの言葉」を読み上げた同会事務局長の本山正さん(77)=安曇野市豊科高家=は、多数の会員が熊井作品にエキストラ出演した話を紹介。「燃えるような情熱と気迫に大学時代のけいこ場が心によみがえった」と述べ、演劇部時代の厳しい演出を重ね合わせた。

 参列したやまなみ会の会員約30人は、熊井さんが学生時代に演出した演劇「どん底」の劇中歌と旧制松本高校の寮歌「春寂寥(せきりょう)」を歌い、熊井さんと過ごした日々を振り返った。

 平林伊三郎市長は「安曇野を故郷として美しい映像の原点としてくださった」とあいさつ。熊井さんの妻、明子さん(67)=松本市出身=は「希望を持って東京へ行き、一生懸命に映画を作り、故郷を心のよりどころとしていた。その気持ちを映画を通して若い人に知っていただけたらうれしい」と語った。

 お別れの会の後、旧穂高町がロケ地になった1997年の作品「愛する」を上映。会場を埋めた約800人が熱心に見入っていた。

(提供:信濃毎日新聞)

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