17、18日の県縦断駅伝競走に、高校時代は長距離選手だったものの競技から離れ、今年から本格的に走り込みを再開した喬木村阿島、自営業原政高さん(35)が、飯田下伊那チームで初出場する。こつこつ練習してタイムを縮め、メンバーに抜てき。「初めてで何も分からない。任された仕事をするだけ」と、黙々と走り込んでいる。
飯田風越高校(飯田市)時代に陸上部に所属したが「無名の選手だった」(原さん)。卒業後は県外に出て競技から離れた。6年前に帰郷し、実家のクリーニング店を手伝い、仕事後に村内でジョギングをしてきた。
転機は昨年11月の村の駅伝大会。村出身の先輩で飯田下伊那チームメンバー滝沢昌樹さん(37)より速いタイムを出したことだった。「高いレベルで走ってみたい」と今年1月、滝沢さんを介して知った飯伊陸上競技協会の飯田下伊那駅伝部に入り、週1回の合同練習や合宿に臨んだ。
高校生以来の集団練習に、当初は部内で「後ろから数えた方が早かった」というが、毎晩の自主練習も10キロ以上に距離を延ばし走り続けた。結果、現在のタイムは5000メートルで高校時代より1分近く速くなった。
チームの林清志監督は「遅咲きのランナー」と表現。「いい素質を持っている。全県の注目が集まる大きな大会の怖さを知らないのが不安だが、走りだせば関係ない。爆発してほしい」と、初日最終区の12区(10・1キロ)を任せた。
4つ上の兄が高校時代に飯田下伊那チームで出場したという原さんの一家は、父親の弘さん(66)らが沿道で応援する。原さんは「『メダルをとりたい』という皆さんの気持ちを強く感じる。無心で走ってチームに貢献したい」と燃えている。
(提供:信濃毎日新聞)




















