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event 自然と共生考える夜に 伊那の民宿で28日キャンドルナイト

(2008年6月21日)
雑穀バーを手に「一緒に環境について考えて」と呼び掛ける磯田美佳さん

雑穀バーを手に「一緒に環境について考えて」と呼び掛ける磯田美佳さん

 伊那市高遠町の磯田義行さん(42)、美佳さん(39)夫婦が28日、自分たちが営む民宿・喫茶店で、ろうそくの明かりの中でブラジル音楽を聞くイベント「キャンドルナイト」を開く。2人は、都会暮らしで「消費社会」のあり方に疑問を持ち、「自然とうまく付き合った暮らしを再現したい」と、自然に囲まれた現在の生活を選んだ。初のイベントに向けて「環境について一緒に考えるきっかけにしてほしい」と呼び掛けている。

 都内で印材卸売会社に勤めていた義行さんは「ごみになってしまうものがあふれている。本当に必要なものは何かを考えて暮らしたい」と農業で生計を立てることを決意。美佳さんに相談し、05年夏から都内の学校で農業を学びながら、有機農業ができる「田舎探し」を始めた。06年秋、高遠を訪れ「山の勢い、自然のエネルギーを感じ」、古民家を借りて移り住んだ。

 現在、近くに1反(10アール)ほどの畑を借りて雑穀アマランサスやナスなどの野菜を栽培。「月蔵山から昇る月がきれい」と気に入っている縁側を喫茶店にし、炒った雑穀をメープルシロップで固めて焼いた美佳さん手作りの「雑穀バー」やランチなどを出している。

 「高遠に来てから知り合いができるペースが上がった」と美佳さん。近所の人を昼食に招いたり、食材を交換したりしている。3月には第2子の長男義気ちゃんが生まれた。近くに住む山本不二子さん(80)は「自分の孫ができたような感じ。集落がにぎやかになった」と目を細める。

 キャンドルナイトは午後6時から。東京などで活動するブラジル音楽ユニット「muleque(ムレッキ)」を招く。マイカップ持参で参加費2000円。雑穀の天然酵母パンなどが付く。

 美佳さんは「自然を犠牲にするのではなく、共生していきたい。何があれば暮らしていけるのかを考えたい」と話している。申し込み・問い合わせは民宿・喫茶店「よしよし」(電話0265・94・3701)へ。

(提供:信濃毎日新聞)

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