飯田市歴史研究所は26日、高校生を対象に歴史の楽しさや大学史学科の研究内容を紹介する「歴史学オリエンテーション」を同研究所で開く。とかく暗記中心の教科と思われがちな日本史、世界史の面白さに触れてもらい、若い世代の「歴史離れ」を少しでも食い止めよう-と初めて企画した。
当日は、大学院で近世史を専攻した同研究所研究員の竹ノ内雅人さん(31)が講演。歴史読み物好きがきっかけで大学に入ったという竹ノ内さんが、複数の史料から当時の人々の考え方や社会的背景を読み解いていく楽しさに気づいた経験を話す。
また、高校日本史教科書の執筆者でもある吉田伸之・東大教授(飯田市歴史研究所研究部長)は、江戸時代の町役人が書いた文書などを題材に、大学レベルのミニ講義を実演する。古文書の整理作業の見学もできるほか、吉田教授らが個別相談に応じる。
竹ノ内さんは「史学は専攻した内容が直接就職につながりにくく、最近は大学入試センター試験で日本史や世界史が敬遠される傾向もある」と「歴史離れ」の背景を解説。「記録を基に考え、発見し、視野を広げていく本来の楽しさを味わってほしい」と話している。午後2時からで無料。問い合わせは同研究所(電話0265・53・4670)へ。
(提供:信濃毎日新聞)




















