愛知県愛西市出身の元会社員伊藤俊太さん(25)が15日、生坂村が募集していた「いくさか大好き隊」の隊員に決まり、村内で遊休農地を活用した山菜の栽培などを始めることになった。都市部から過疎地への移住を促進する国の事業を活用した取り組みで、隊員の任期は1年(最大3年まで延長可能)。伊藤さんはこの日の委嘱式で「いろんなことを吸収して頑張りたい」と抱負を語った。
伊藤さんは専門学校を卒業後、2005年に東京に本社がある飲料メーカーに就職。名古屋支店で営業を担当し、スーパーなどにペットボトル入りのお茶を販売していたが、「自分が商品の製造にかかわっていないこともあり、自信を持ってお客さんに勧められなかった」と振り返る。そんな中で「自信を持って勧められるものを作りたい」と、農業への思いを強くしていったという。
昨年9月、会社を退職。雑誌などで村内の農家に関心を持ち、村に問い合わせたところ、「いくさか大好き隊」の隊員を募っていることを知り、応募した。
隊員の伊藤さんには、国からの交付金を財源に、村が月額15万円を支給。村農業公社の指導員から技術を学びながら、住民の作業の支援などに携わってもらう。村は、遊休農地を使って農業に取り組む住民グループづくりを計画しており、伊藤さんにはその計画にも参加してもらう。
伊藤さんは既に村営住宅への引っ越しを終え、交際する女性(25)とともに居住。今月末ころから畑の整備を始める予定だ。伊藤さんは「彼女と結婚して生坂村で農業を続け、若い人に魅力を感じてもらえるようになりたい」と意気込んでいる。
いくさか大好き隊員は村が2人を募集。昨年10月には村出身の横山法子さんが委嘱されてUターン。高齢者宅を訪問して生活の相談などに乗っている。
(提供:信濃毎日新聞)





















