山に親しみ、山と登山にかかわる文化を学ぶ「霧ケ峰・山の會(かい)」が25日から3日間、諏訪市郊外の霧ケ峰・沢渡の山小屋ヒュッテ・ジャヴェルで開かれる。山小屋経営者や登山史研究者らでつくる実行委員会の主催。霧ケ峰についての講演や山歩き、音楽を通して参加者同士の交流を深める。
山の會はもともと1935(昭和10)年夏、霧ケ峰を深く愛した文化人たちが「ヒュッテ霧ケ峰」で開催。民俗学者の柳田国男や諏訪市出身で中央気象台長の藤原咲平らが講演し、作家の大岡昇平らも参会した。翌年冬にヒュッテが焼失して一度限りに終わったが、当時参会した詩人尾崎喜八が名付け親となった「ヒュッテ・ジャヴェル」の経営者高橋保夫さん(68)らの願いで2005年秋、70年ぶりに復活させた。以来、今年で4回目となる。
今回は、日本山岳会会員の五十嶋一晃さんが「田部重治の霧ケ峰」、県霧ケ峰自然保護センター(諏訪市)の自然公園管理員逢沢浩明さんが「霧ケ峰の動物事情」と題してそれぞれ講演。ほかに鷲ケ峰での山歩きや同センターの見学、水戸茂雄さんによる古楽器リュートの演奏もある。
高橋さんは「霧ケ峰は多くの文人墨客が訪れた所で、長年培われてきた文化的素地がある。奥の深い山だということを知ってほしい」と話している。
定員25人。2、3時間の山歩きができる人が対象。参加費2万7000円(2泊6食付き)。問い合わせは実行委事務局のヒュッテ・ジャヴェル(電話0266・58・5205)へ。
(提供:信濃毎日新聞)




















