上田市立図書館で11日、動物画家・絵本作家の薮内正幸さん(1940-2000年)が描いた動物の絵本原画展が始まった。親子で楽しんでもらおうと、「どうぶつのおやこ」(1965年)、「どうぶつのおかあさん」(77年)から、草原で寄り添うキリンの親子、子をくわえて歩くライオンの母親といった計19点を、絵本と一緒に紹介している。
薮内さんは大阪市出身。小さいころから絵と動物が好きで動物園に通って観察し、独学で絵を習得。高校卒業後に上京し、就職した出版社で図鑑の絵を描くため、博物館で動物の標本や骨格のスケッチを重ねたという。写真や実物を見ずに描けたといい、筋肉の隆起や四肢の動きがはっきりして生き生きした作風だ。
子を大事そうに抱きかかえて樹上を動くチンパンジー、隊列を組んで動くイノシシの母子など、毛並みやひづめの細密な描写に加え、しぐさに温かさがにじむ作品がそろう。上田市上本郷の高橋順子さん(33)は息子の渉ちゃん(1)と一緒に「迫力があるのに親子のつながりが感じられますね」と見入っていた。
同図書館2階会議室で、23日まで。17日は休館。午前9時-午後5時。入場無料。
(提供:信濃毎日新聞)




















