上田小県地域や坂城町の短歌の会でつくる上田短歌懇話会は、発足20周年記念の歌集「知(ち)具(く)麻(ま) 第2集」を作った。10周年の記念歌集以来、2冊目。編集委員長を務めた同会理事の近藤芳仙(本名・良子)さん(64)=上田市中央3=によると、作品の傾向が異なる会派や結社が、横のつながりを持つのは珍しいという。近藤さんは「今後も地方歌壇を盛り上げたい」と力を込める。
上田短歌懇話会は1988年に発足。現在は8グループが所属し、年1回の歌会や2年に1回の講演会の開催、会報の発行などの活動をしている。今回の歌集には、40-90代の251人の計2510首を掲載。会のメンバー以外に、個人で短歌を詠んでいる人の作品も載せた。
「人生とは難題」「上田のうた」など、1人が1つのテーマを決めて十首ずつ詠んである。「忘れまじき戰の日」のテーマには「爆撃の 大火災後は昼の間も 真暗となり黒き雨降る」、「孫の誕生」のテーマには「そっと抱く 命の温もり伝わりて 感動の時九月七日は」などの作品がつづられている。
歌集に作品を出した人数は、第1集の290人から減った。懇話会に所属するグループ数もメンバーの高齢化で減っている。近藤さんは「シニア大学で短歌を学び、新たに会をつくるお年寄りもいる。そうしたグループに加わってもらいながら、互いに刺激し合って研さんしていきたい」と話している。
歌集は15部残っており、希望者には1部2500円で提供している。問い合わせは、近藤さん(電話0268・21・9378)へ。
(提供:信濃毎日新聞)




















