大町市神栄町の写真家増村征夫(ゆくお)さん(63)の写真展「五感で発見した『秘密の信州』」が14日、安曇野市豊科南穂高の平安堂あづみ野店で始まった=写真。北アルプスのふもとを中心に県内の自然の移ろいを撮影した20点を展示している。6月2日まで。
美ケ原が舞台の「雨氷」は、覆っていた雲が晴れた瞬間の青空を背景に、水滴が枝に凍り付いたカラマツ林を撮影した。「氷の中の銀河」は、上高地で凍結した大正池の氷面を接写し、氷が閉じ込めた無数の気泡を星のように見せている。黄砂の影響で満月のように沈む夕日、降りしきる雪の中で同時に咲くオオヤマザクラとコブシを写した作品も目を引く。
増村さんは大分県出身。関西で建築・工業関連の写真を手掛けていたが、信州の自然にほれ込み、1981年に移住した。「ガイドブックにあるような特別な場所でなくても、心に響く風景がある。出合いを期待しながら撮っていきたい」と話している。
写真展は同名のエッセー集(講談社刊)の出版を記念。17日午後1時からサイン会も開く。
(提供:信濃毎日新聞)




















