安曇野高橋節郎記念美術館「友の会」による第4回会員展が5日、安曇野市穂高北穂高の同館で始まった。昨年亡くなった漆芸家、高橋節郎さんと交流があった美術家や一般会員が寄せた70点余を展示。高橋さんの一周忌が近いこともあり、同館は「先生を慕う気持ちが表れた作品が並んだ」と話している。
友の会は、同館の開館に合わせて2003年に発足した。会員は県内外の約300人。絵画教室や音楽会などを企画して同館を支援してきた。
この日訪れた高橋さんの妻、千笑(かずえ)さん(70)=東京=は会員が幅広く活動している点について「主人はありのままに生きていた。その生き方を感じ取ってもらえているようだ」と話した。
オープニングセレモニーには、平林伊三郎市長や会員ら約60人が出席。作品の内覧会などを通じて、高橋さんの思い出を語り合った。風景画を出品した女性は「(高橋さんは)安曇野に帰って来られて山や星空を見るたびに『これだよ』と話すほど故郷を愛していた」と懐かしんだ。
展示作品は、写真や絵画、木彫、陶芸と多彩だ。高橋さんが顧問を務めた現代工芸美術家協会長野会会長で日展会員の高橋貞夫さん(68)=大町市=は木彫と漆を組み合わせた「慈恩」を出品した。木彫は仏像をモチーフにしており、恩返しと感謝の気持ちを込めたという。貞夫さんは「みんなが、おやじのような存在だった先生の背中を追い掛け、美術の世界を教えてもらった」と話した。
会員展は入場無料、20日まで。7日と14日は休館。
(提供:信濃毎日新聞)




















