飯山市美術館は11日まで、古典文学を題材にした作品で知られる同市出身の日本画家、長谷川青澄さん(1916-2004年)の企画展を開いている。長谷川さんの企画展は、05年の追悼展に続き4回目。今回は遺族らに借りた作品を初めて展示している。
作家の田辺聖子さん著の古典文学書に利用された挿絵など、表紙画を含め170点の原画を展示。平家物語や紫式部日記に関連し、金箔(きんぱく)を使うなど色鮮やかに当時の宮廷貴族の様子を描いた作品が並んでいる。十二単(ひとえ)を着た女性らを、墨の濃淡を生かして繊細に描いた一連の作品もある。
長谷川さんは日本美術院同人評議員を務め、95年に名誉市民。同館学芸員の井端伸介さん(41)は「病気入院中の病室でも絵を描き、ひたすら芸術の追究に生きた画人」としのび、「絵に込められた気迫を感じ取ってほしい」としている。
午前9時-午後5時。大人300円、小中学生200円。
(提供:信濃毎日新聞)




















