伊那市の吉川光子さん(77)と弟の向山世男さん(71)が11日、市立伊那図書館でパンフラワーと写真の姉弟2人展を始めた。2人とも還暦を過ぎて打ち込んだ趣味の腕を磨いて、「創作活動の節目に」と初めて開催。「作品を見てもらうことが、これからの励みになる」と意気込んでいる。
ダンスなどを楽しんでいた吉川さんは60歳の時、「作品が後に残る創作も楽しみたい」と考えたという。そのころ鑑賞したパンフラワーの作品展で魅力を感じ、教室に入って取り組み始めた。パン粘土で本物そっくりの花を作るパンフラワーは「色の付け方、次々新しくなる材料の生かし方など、奥深い世界」という。今回は約40点を飾った。
向山さんは大学卒業後、東京や大阪で設計の仕事をしていた。定年退職後に帰郷。2006年度、市民祭「伊那まつり」の写真コンテストで入選したのをきっかけに、本格的に写真撮影を始めた。冬の南アルプスから昇る太陽と雪に埋もれた水田など、「上伊那の美しい自然を伝えたい、と撮り続けてきた」四季の24点を選んだ。
今年、吉川さんが指導者の作品展に出品し、その展示会を向山さんが撮影したのを機に、吉川さんが「せっかくだから、これまでやったことのない作品展を一緒に開こう」と持ち掛けて実現した。6人きょうだいそれぞれに、人形作りや演奏など創作活動を楽しんでいるといい、「母は80歳で木彫を始め作品展も開いた。私たちも、気力体力の続く限り頑張りたい」と話している。
2人展は16日まで。無料。
(提供:信濃毎日新聞)





















