そりレースのイベント「全日本SORIフェスタ」が23日、富士見町境の富士見高原スキー場で開かれた。町と全日本そり連盟(さいたま市)の主催で3年目。前回参加者の3倍近い約150人が、さまざまな種類のそりでレースを楽しんだ。
レースは、かじのない市販のそりによる「スポーツ」、ハンドル付きの「フォーミュラー」、空気を入れて膨らますゴム製の「エアボード」の3部門。旗門を設置したコースは全長約200メートルで、一般や小学生などの年代や男女で分かれ、3、4人ずつが滑った。
「フォーミュラー」に初出場した会社員蓮見広樹さん(35)=東京都=は「重心の掛け方がスキーと違う難しさもあるが、みんな転ぶので逆転もあり、面白い」。観客も、出場者が激しく転倒する姿に歓声を上げ、途中で止まってしまう選手に声援を送るなどして楽しんでいた。
今回から、手作りそりの面白さを出場者の投票で競う「ハンドメイド」部門を新設。祖父が作った小さな木製のそりに乗った女の子や、大きなプラスチック製のちり取りに乗った男性ら11人が順番に滑って、形のユニークさや性能をアピールした。
ブラジル人のポンテス・シルビオさん(44)=諏訪市=は、高さ1・5メートルほどのネズミ型の張りぼてに覆われ、中が空洞になったそりを会社の同僚と1カ月かけて作り、出場。普通のそりにも乗ったことがなく、練習で会社近くの雪の積もった土手で滑った時は怖かったというが、本番後は「もう1回滑りたい」と笑顔だった。
全日本そり連盟会長で冒険家の風間深志さん(57)は、参加者の急増について「1度出場した人が『面白い』と、ほかの人を誘ってくれているようだ」と喜んでいた。
(提供:信濃毎日新聞)




















