広域通信制・信濃むつみ高校(松本市)の生徒6人が、14-16日に長野市で開かれる「第5回みすずかるしなのNAGANO映画祭」の前夜祭に運営スタッフとしてかかわっている。生徒は、14日の前夜祭で上映するアニメ映画「秒速5センチメートル」の新海誠監督=南佐久郡小海町出身=に衛星電話で観客が質問する企画を立案。成功に向けて、準備を進めている。
「プライベートの質問と作品に関する質問をどれくらいの割合にしようか」。「観客からの質問がない場合も考えておいた方がいいよ」-。生徒が学校に集まり、新海監督への質問内容について真剣に検討した。
運営スタッフへの参加は、実行委側と親交がある竹内忍教頭が、同校が進める社会的な活動の一環として提案。同監督の作品が好きな生徒が中心となって集まり、9月に「映画祭ゼミ」を結成した。2年の長谷川晶一さん(17)は「作品を見た後、今まで見逃してきた景色の美しさなど、大切なものに気付く」と作品の魅力を話す。
「普段アニメを見ない人たちも映画祭にたくさん来てもらうため、監督を映画祭に招待しよう」と、監督へのあこがれや作品の魅力などのメッセージを本人にメールで送った。しかし「現在ロンドン在住のため、直接長野に行くことは難しい」との返事だった。
生徒はテレビ電話などでの出演を模索。新海監督の代理人と交渉するため、東京にも足を運び、衛星電話での出演が決まった。
14日は、午後6時半から長野グランドシネマズで作品を上映。その後、質問の場を設ける。代表の3年、西沢拓哉さん(18)は「あこがれの監督と直接話しができる機会なので大成功を収めたい。観客にとっても貴重な機会になると思う」と期待する。
15日には、ベトナム戦争取材中にカンボジアで亡くなった戦場カメラマン一ノ瀬泰造を描いた映画も上映。同校の別の生徒が、同氏の友人などを招いたパネルディスカッションを開く。
(提供:信濃毎日新聞)




















