県内の老人ホームや公民館で趣味のマジックを披露している長野市西三才の渡辺一吉さん(71)が2日、同市南堀の特別養護老人ホーム「朝日ホーム」で開いたショーで、活動100回目を迎えた。
マジックは教師になりたてのころ、ざわつく小学校の児童を集中させるためもあって始めた。広徳中校長を退職した60歳から8年間、芹田公民館の館長を務める中で知り合った仲間らと同好会「マジック愛」を結成。事務局長を務めながら、月1回練習に励んでいる。芸名は「なべてんこう」。なべは名字から、てんこうは「昔から“晴れ男”なので『天候』から」と言い、有名女性マジシャンとは関係ないと笑う。
ボランティアは、義母(88)が朝日ホームに入っていることから、お年寄りに喜んでもらいたい-と2003年に始めた。この日は、デイサービスの利用者ら20人余を前に、ティッシュペーパーが紙テープに早変わりし、さらにそれを丸めると中からハトが飛び出すマジックなどを披露。利用者がスカーフに手を入れると花が出てくる芸では、「きれい」「素晴らしい」との声が上がった。
「喜んでもらうのが一番の励み」と渡辺さん。100回目は少し緊張したというが、「あくまで通過点。体の続く限り続ける」と意気盛んだ。
(提供:信濃毎日新聞)




















