節分の3日、飯田市内各地の寺社で豆まきがあった。詰め掛けた大勢の参拝客や子どもらが福を求め、夢中になって豆に手を伸ばした。
同市座光寺の元善光寺本堂では朝昼夕の3回、家内安全などを願う祈〓(きとう)をして豆まき。僧侶や檀家(だんか)役員ら15人ほどが、大豆を5粒入れた三角の紙袋を各回3千個ずつ振りまいた。「鬼も悟れば仏になる」(本多秀賢住職)という考え方から、掛け声は「福は内」だけ。参拝客の中には、帽子を差し出して受け取ろうとする人もいた。
家族4人で訪れた市内の佐藤貴子さん(57)は「20袋ほど頂いた。お祈りした娘の安産にも御利益がありそう」。孫の平沢孝輔君(3)は、豆を早速味わいながら「おうちに鬼が来たら『鬼は外』って、この豆をまくんだ」。
同市伝馬町の来迎寺でも3回実施。夕方の豆まきでは、学校帰りの小学生らが「こっちに投げて」「豆ちょうだーい」と声を上げる中、年男の信徒らが2500袋の豆を威勢よくまいた。同級生2人と訪れた浜井場小学校5年生の男子(10)は「お母さんが怒って鬼にならないように、家でもまこうかな」と話していた。
(〓は示ヘンに寿の旧字体)
(提供:信濃毎日新聞)




















