いよいよ桜前線が県内にも到達し、南から北へと通過中ですネ。春といえば桜、桜といえば春ですが、“花よりだんご”ならぬ“花もだんごも”(笑)というよくばりな私は、北アルプスをバックに咲き始めた花たちを眺め、足下の山菜・野草を見つけながら、犬の散歩を口実に(?)周辺歩きを満喫する毎日です。
春一番に顔を出すふきのとうは、日当たりの良い場所ではどんどん大きくなり、薹(とう)が立っているものもありますが、日陰や標高の高いところはまだまだ大丈夫!ふきのとうには雄株(花が黄色っぽい)と雌株(白っぽい)があるのをご存じですか?どちらも食べられますが、♂の方がおいしいので、ついつい黄色を探してしまい♀だとがっかりしたりして。てんぷら、ふきみそ、細かく刻んでみそ汁に浮かべたり、そして木曜日の「信州楽学」で3月にシルビー・ジャコさんが紹介されていた「縦半分に切ったちくわにふきみそを塗ってパルメザンチーズ(←とろけるチーズにしてみました)を乗せてオーブンで焼く」というのを試してみたら、香ばしくておいしかったです。わが宿(家)ではあくの強い山菜・野草系てんぷらは、オリジナルのみそだれ(赤だしみそ+しょうゆ+砂糖+みりんを同分量で合わせ、火にかけながら少し練ったもの。たくさん作って瓶に入れ、その都度使っています)をたらしてすすめています。みそや油と相性が良く あくの強いふきのとうだけでなく、セリ、ヨモギ、コゴミやタラの芽etc・・・何でも合います。ただし、かけすぎると素材の味がわからなくのでご注意を!
鮮やかな緑のユリ科の若葉の群生は、ヤブカンゾウ 花が1日限りで終わるところからワスレグサ(←忘れ草 ワスレナグサとは関係なし)の別名を持つとも聞きました。生長すると夏にニッコウキスゲのようなオレンジ色の花を咲かせます。一重のノカンゾウに対して八重咲きの方がヤブカンゾウですが、どちらも今の時期の柔らかい若葉が食べられ、根元に近い部分は白くて甘いです。摘むときは、根っこを一緒に引っこ抜かないように気をつけましょう。ほとんどあくがないので、さっとゆでるだけでOK!おひたしや酢みそ(からしを入れても良い)あえなどで味わうと、鮮やかな色が食欲をそそります。
暖かくなるにつれて、土の中からニョキニョキ顔を出してきたつくし 土筆と書いて“つくし”と読むところがいいですネ。毎年、春の恵みとして楽しませてもらっていますが、昨春、意外な事実(←大げさ)が発覚!近くの田んぼの畔にてNHK「小さな旅」の撮影中のことでした。農作業の合間にひと休みする近所の農家の皆さんがお茶を飲む、どこにでも見られる風景を撮影していたときのこと。お茶とともに家の冷蔵庫の中に入っていた漬け物やつくしのつくだ煮(←みち草作)を一緒にお出ししたら、近所の皆さん5~6人が口々に「これは珍しい」「初めて食べた」「作り方を教えて」っておっしゃるではありませんか?もうびっくりでした。周辺の皆さんがつくしを食べないということが! それ以来、つくしが県内外どのへんのエリアで食べられているのか気になってしかたありません(笑)ご存じの方がいらっしゃったら、ぜひ教えてください。ちなみにこのお茶のシーンは、編集時点でカットされたらしく放送されませんでした。
今週に入ってから連日の快晴で、ポカポカ暖かい日が続いています。モチグサといわれ草餅に用いられるヨモギもいっぱい出てきています。若い葉をカリッとてんぷらにするとおいしいですよ~ 庭にコゴミ(クサソテツ)の丸まった姿も発見!もう少し大きくなるまで待っていようっと。今年はまだ食べたことのないハコベも食してみたいなぁ。わが家のタラの芽は、去年よりも早いでしょうか?あの白馬の秘密の場所のコシアブラの群生、去年、工事に伴い切られてしまっていたけれど、その後どうなっているかなぁ?・・・春は、そんな楽しみもいっぱい!ワクワク忙しい季節です。自然が育む旬の恵みに感謝しながら、季節と元気のおすそわけを頂いています。 (ぺんぺん草)
| ふきのとう | つくし | カンゾウ | タラの芽 | セリ | ヨモギ | ハコベ | コシアブラ | 山菜 | コゴミ | comments(2) | count(2365)
コメント
おはようございます。
私も 生粋の信州人ではないのですが。
生まれた所は こちらで言えば 小谷村の鎌池あたりの集落にそっくり。
子どものころは 「山に囲まれた生活」がイヤでして 偶然にも 神奈川に転校できたのは奇跡。
そこで長く暮らし 子供の喘息で長野に移住。
今は 自然に囲まれた 人生・・・子どものころも含めて・・が如何に素晴らしいものだったかを実感しています。
「土筆」「ヨモギ」・・子どものころは発見は得意。レンゲの田んぼに 寝そべった時の気持ちよさ。
子供達にも
ほんの 一メートル足らずの小川にも 魚が生息すること。
イモリや オタマジャクシを見せたりして。
そういう経験をしていれば 子供達はまずヘンにはなりませんね。
でも 僕自身が まだ 「土筆」とかをすぐに発見できない眼になってしまっています。
まだ サラリーマン時代の影響が残ってるのかも・
投稿: 銀河 | 2009/4/11 7:27























離れてみて気づくことも
銀河さん
そんな変遷があったのですね。
ずっとそこにいるとそれが当たり前になってしまい、その素晴らしさに気づかないことってあるような気がします。銀河さんのように後から実感したという声もよく聞きます。
私たちは、北アルプスに見守られた自然の中での季節の移り変わりに惹かれて移り住み、そんな毎日を日々満喫していますが、最初から自然の中で生まれ育った息子にとっては、“普通”のことのようです。でも、通学路の長い(白馬の時は徒歩で往復7キロ。現在は途中からスクールバス利用)道のりの中での発見や道草、厳しく美しい自然環境の中での体験で育まれた感性は、得難いものだと信じています。近い将来(?)、地元を離れてから初めてその自然の素晴らしさを改めて感じるものなのかもしれないですね。
投稿: ぺんぺん草 | 2009/4/12 9:57